• 冬のCornwall。

    by  • 02/06/2012 • blog, travel

    お友達アレックスの実家がある、イングランドの西の果てCornwall(コーンウォール)へ行ってきました。
    ロンドンからはパディントンから電車で5時間。
    私と猫のパーシーとローラとアレックス金曜からの週末旅行の予定が結局6日間も滞在してしまったー。
    コーンウォールといったらシーフードの街!なのにシーフード苦手な私(静岡出身のくせにね)。。。到着した日の夕食にヘレナがお手製のフィッシュパイを作ってくれました。でね、試したの。おいしい〜〜〜〜!!!臭みがなくて、白身魚がお肉のよう!あれなら食べれるよー!サンフランシスコで食べたクラムチャウダーがマジで美味しい!と思ったのと同じぐらいの衝撃でした。

    helena's booksアレックスのママ、ヘレナはファッションデザイナーでソーイングの本も何冊か出していて、特にクロスステッチのデザインが素敵でした。動物のクロスステッチの本が独特で、アルマジロとか特に可愛かったなぁ。ヘレナの作業部屋を借りて滞在していたので沢山の本とボタンやファブリック、ソーイングマシーンに囲まれて、なんだか自分もチクチクしたいモードに。

    この旅行の目的はそもそも、ヘレナが半年かけて作った衣装を使って行われる地元のパントマイム劇を見に行くというもの。
    毎年行われている地域のイベントらしく、今年の題目は「アリス イン パントムランド」クイーン役は美容師さんでウサギ役が警察官で、などなどご近所さん総出!笑 地元ネタが入っていて理解するのがちょっと難しいギャグとかも交えながら子供も大人も協力してショーを作るって感じがなんだか素敵でした。
    休憩時間にはコーニッシュ(コーンウォール産のものをそう呼ぶみたい)アイスクリーム。これがおいしい!

    パパのレイモンドはイラストレーターで毎日書いているという日記には可愛いイラストがたくさん。
    裏庭には、ちいさな彼のスタジオがあってここもまたゆったりと時間のながれる素敵な空間でした。
    次の日の朝。2才の真っ黒なラブラドール、オリーブのしっぽが….動かない!頑張って動かそうとするんだけど全然動かない。
    昨日ちぎれるほどブルンブルン振ってたしっぽがぜんぜん動かない。。。調べたらどうやら朝の散歩で冷たい海の水に浸かったのが原因だとか。一時的に血が通わなくなっちゃったのかな。(だんだんよくなって1日後には元に戻ってました)

    コーンウォールは深いターコイズ色の海と、崖、果てしなく広がるフィールドと高い空でできていて、晴れている日は本当に何所見ても綺麗な風景が広がる美しい場所。ほんとにため息が出るほど壮大な景色は圧巻です。昔スズの産地として有名で崖の近くにはいまもたくさんの鉱穴がのこっています。その雰囲気がなんだか忘れ去られた場所っぽくて果てしなく続く崖と空がなんだか不思議な気分にさせます。
    パイみたいな形の牛肉とポテトが入っているコーンウォールのおやつ的な料理パスティーはコーンウォールのスズ鉱員が坑内に持ち込むためのランチとして産まれたもので、当時はヒ素の含まれるズズの泥で汚れた手で食べる為、皮の部分は捨てられ中身だけ食べていたとか。でも私の手はキレイなので〜ぜんぶいただきました。日本で言う冬の肉まん的な存在でしょうか。朝の散歩で空いたお腹を満たしてくれるパスティー。おいしかったぁ。

    強風のせいで道路や海沿いの木々が全部斜めになって生えてて面白い形。
    北海道でいう宗谷岬でしょうか。激しい風と雨が吹き荒れるランドズエンドというイングランド最西端の場所にもいってきました。海をこえたらその先はニューヨークだよ。それから芸術家が好んで住む町セント アイヴスは白い砂浜と、石畳の小道が可愛いちょっとヨーロピアンな香りの場所でした。今回は冬だったけど、夏はビーチがもっと賑わうらしいので夏にもいってみたいな。

    最後に行ったエデンプロジェクトも素敵な場所でした。
    自然といかに共存していくかの研究と教育を目的として作られた施設で、私の入った大きなトロピカルドームの中ではマレーシアなど南国から集められた植物たちに出会う事が出来ます。

    ドーム内の温度と湿度もなんだか日本の夏のようなじめじめ感。外からの見た目も不思議な雰囲気。ナウシカのオームを連想させます。春にはたくさんの花がみれるんだろうなぁ。ちいさなステージがあって夏はライブとかもあるみたい。いまはスケートリンクになっていました。

    ターヴィーさん一家には本当にお世話になった一週間でした Thank you☆

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